宮崎県新富町のホテル「茶心」で本物のお茶体験とマインドフルネスな旅を!
はじめまして!
私たちは、宮崎県新富町(しんとみちょう)で地域の活性化に取り組んでいる、こゆ地域づくり推進機構(略称:こゆ財団)と申します。
「世界一チャレンジしやすいまち」のビジョンのもと、地元出身者から移住者まで多様な人材が集まり、農産物を使った商品開発や、起業家育成、観光体験の提供、空き家再生などを行いながら、100年先まで持続可能な地域の実現に取り組んでいます。

神々の物語が受け継がれている宮崎県新富町
皆さんは、宮崎県が神話の里と呼ばれているのをご存知ですか?
全国の神社で奏上される祝詞(のりと)。「かけまくもかしこきイザナギノオオカミ、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」と読まれるのですが、その地名は宮崎県に実在します。現代ではスピリチュアルスポットとして外国人観光客に人気です!
そんな宮崎県の県庁所在地・宮崎市から車で約30分の位置にあるのが新富町。
ここにも、初代の神武天皇が突き立てた杖から芽吹いたという天然記念物の「座論梅(ざろんばい)」や、神話をモチーフとしたとされる埴輪が出土した「新田原(にゅうたばる)古墳群」など、神話の伝説が随所に伝わっています。


毎年2月17日には、映画の題材にもなった伝統芸能の神楽(かぐら)が、新田(にゅうた)神社で奉納されます。400年以上前から伝承されている神楽では、神話の世界が舞われます。なかでも、八岐大蛇(やまたのおろち)に見立てた大綱を真剣で斬る「蛇切(じゃきり)」は、神楽のクライマックスにふさわしい勇壮な舞で、多くの見物客が訪れます。
「お茶の心を体感する」がコンセプトの一棟貸切宿
そんな新富町にあるのが、一棟貸切宿「茶心」(ちゃしん)です。

温暖な気候と適度な雨量、肥沃な大地に恵まれ、お茶の栽培が盛んに行われている新富町。「茶心」は、そんな地域の中にあります。開業したのは2019年5月1日。地元の名士が大切に遺してくださったお屋敷を、地域商社こゆ財団がリノベーションしました。
玄関を飾るのれんの色は「利休色」といいます。利休とはもちろん、茶道の大家である千利休のこと。「茶心」は、周辺に広がるお茶畑、お茶にまつわる歴史や文化を大切にし、発信したいという思いから、「お茶の心を体感する」をコンセプトに運営しています。

開業の際は、地元・一丁田(いっちょうだ)地区の皆さんが内覧に集まってくださったり、2019年9月の国際平和デーには竹灯籠のワークショップにたくさんの子どもたちが参加してくれるなど、地域の方々ともつながりを深めています。

その結果、2020年3月までのおよそ1年間で、のべ143名の方に宿泊していただき、朝日新聞、読売新聞といった国内のメディア、海外からは台湾のメディアにも取り上げていただきました。
なかには、マカオからご家族連れのお客様もいらっしゃるなど、新富町ではまだまだ珍しい外国人観光客の方にも少しずつ認知が広がっています。
瞑想にも最適。「茶の心に触れる時間」を

ここでは、お客様は約57坪の一軒を丸ごと貸し切っていただき、ゆったりと寛ぐことができます。書棚には瞑想や禅といった、茶の心を題材に選書した書籍を備えており、東向きに設けた大きなガラス窓のあるテラスで読書にふけったり、23畳の大広間で瞑想やヨガをしたりして、自分と向き合いながらじっくりと時間を過ごすことができます。

寝室には2台のベッドを配置しています。3名様以上でご利用の場合は、23畳の大広間も贅沢にお使いいただき、殿様気分で眠ることができます。

また、新富町の3つの茶園のお茶を常備し、味の違いを楽しんでいただけるのも「茶心」ならではのサービスです。
3年連続で農林水産大臣賞を受賞した実績のある日本茶専門店「新緑園」や、個性的なお茶を手掛けている「夢茶房」、有機JAS認定圃場で作られた豊緑園の「もりもっ茶」。お客様は、それぞれに異なる個性豊かなお茶を自由に愉しむことができます。

茶器も、全国から優れたものばかりを揃えました。その時々の気分に合った茶器を手に、自分と向き合いながら、ゆっくりと静かに時間の移ろいを愛でるーこれが、「茶心」での何より贅沢な過ごし方です。
千利休が掲げた「和敬清寂」という精神

「茶心」で体験できるのは、和らいだ心で接し、お互いに敬い、清らかに自己と向き合うというお茶の心です。
これは、茶の大家である千利休が掲げた「和敬静寂(わぎょうせいじゃく)」という精神に通じるものです。私たちは、世界中の人々がこの場に集まり、和の心を育むことができれば、世界はきっと平和になると信じています
「茶心」の中庭には石碑があり、「相縁機縁(あいえんきえん)」という文字が刻まれています。人と人が不思議な縁で結ばれていることを示すこの言葉は、お茶を通じてさまざまな方々がつながっているこの地域、そしてこれからも新たなご縁が生まれ続けるこの宿にとてもぴったりの言葉だと思っています。

お茶の里・宮崎県新富町の一棟貸切宿「茶心」で、お茶の心を体感する特別な時間をぜひお過ごしください。